KYよりもKK

http://japan.cnet.com/blog/management/2009/10/29/entry_27035190/


流行語で ”KY(空気読めない)"
というのがありました。

否定語が流行語になるのは残念だなー。
どうせなら肯定的な言葉が流行すればいいのに。
と思っていました。

プロジェクトマネジメントにおいて、空気を読むことは
非常に重要です。

・会議の場でお客様の顔を見て、満足度を察知する
・開発メンバーの顔を見て、ストレス度合いを見抜く

論理的思考力とかコミュニケーション能力については、
マネジメントの教科書にたくさん載っているのですが、
・空気を読む
・気が利く
というのは、なかなか文章による説明が難しく、
これまで語られてこなかったと感じています。

でもこういったほんのちょっとの気遣いが、プロジェクトの成功を
左右するといっても過言ではありません。

気が利くプロジェクトマネージャーは、お客様への説明資料を作るときに
・重要ポイントは太字にする
・前回からの変更点は赤字にする
・文字だけでなく図や絵を入れる

気が利くエンジニアは、コーディングをするときに
・プログラム行数が長い場合はクラス(メソッド)に切り出す
・メンテナンス性を考えてコメントを付ける
・仕様の抜け漏れは事前に設計書で確認する

"少しの気遣い大きな違い"です。
空気読めない(KY)よりも、気が利く(KK)が
流行語になればいいですね。