LG U +、ロケーションベースのモバイルコマースサービス『DingDong』発売


■LGU+、位置基盤商取引プラットホーム「Ding Dong」
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=105&cid=303949&iid=279581&oid=293&aid=0000006700&ptype=021

「Ding Dong」は加盟店を訪問すればクーポンとイベント情報を顧客のスマート
フォンに自動で伝送するサービスで、LGU+は顧客と加盟店に加盟店へ訪れる動機
づけとメリットを与えることができる位置基盤商取引プラットホームで発展させて
いくという計画だ。

位置情報サービスはGPSWiFiを利用したものが主流だが、正確性に欠ける
という短所がある。そこで、今回は音波を利用する。

固有IDを持った音波発生器を売り場ごとに設置して可聴周波数以下の低周波音波
を送出。 ユーザーがスマートフォンで「Ding Dong」アプリを実行して売り場に
入ればスマートフォンのマイクが音波を認識してクーポンとイベント情報などを
画面に表示する。

音波の場合、ワイファイ信号とは違い売り場の壁と有利を突き抜けることができな
いから各種クーポンとイベント情報を売り場中に訪問した顧客に限定して発送する
ことができるし、近隣の売り場と重複する問題が減るという長所がある。

これは、すでにアメリカのBest BuyがShopkickというベンチャー企業と実施して
いる手法だが、これをより一層向上させたサービスとしてリリースしたものだ。

Shopkickがアメリカで大型売り場を優先的に攻略したとすれば、LGU+は小規模
個人事業者のためのマーケティングプラットホームでポジショニングの差異を強調
した。

LGU+ コンバージェンス事業団専務は「年売り上げ2億ウォン未満(約1700万円)
の自営業店舗が全国に75万箇所に達しており、これらがチラシなどで支出する
広告費が毎月8〜15万ウォンほどと把握している。Ding Dongはチラシなどより
はるかに効果の高いプラットホームを月1万5千ウォン〜5万ウォン水準で提供
できるので、多くの加盟店を誘致することができると期待している」とのこと。

現在までにソウル地域を中心に1千店の加盟店を確保した。美容用品売り場
500箇所余りとコーヒーショップ、外食業者などが参加している。LGU+は6月まで
2万、年末まで10万箇所の売り場を確保できると期待した。

宝探しゲーム、口コミ、売り場を問い合わせ、訪問回数に応じたポイント制度など、
ユーザーを実店舗へ誘導する仕組みを用意しポイントは映画観覧券と文化商品券、
飲み物クーポンなど多様な商品で交換することができる。

地域小規模業者が難なくクーポンを発行してイベントを設定することができるよう
に機能を改善して、より実利的なオープンマーケット型マーケティングプラット
ホームとして発展させていくという計画だ。

今後、NFC基盤タグと決済サービスが大衆化すれば積極的に活用する方向で
サービスを拡張する計画だ。

Ding DongアプリケーションはLGのOZストアだけでなく、アンドロイドマー
ケットとアップルAppストア、Tストア(SKテレコム)とOlleマーケット(KT)
など多様なアプリケーションマーケットでダウンロードすることができる。

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アプリをユーザーに起動してもらわなければならないというのはネックですが
それ以外は非常に面白いサービスモデルだと思います。

遊園地でもこういったサービスは有効ですね。日本でも以前、ディズニーが
NintendoDSで近いことをしていましたね。

ネットを利用して実店舗まで誘導し、アクションを起こさせるというのは
いままであってなかったサービスで、アフィリエイトのような成果報酬型の
料金体系で一気に普及しそうな気がします。

日本でもデジタルサイネージが本格化するに従い、こういったサービスの
普及が期待されますね。


▼KTは、今年1月にLBSにARを適用したゲーム『オレキャッチキャッチ』を出した。
アプリケーションをインストールした後、ARでモンスターたちが重なって出てきて、
このキャラクターたちを捕まえてクーポンやポイント、モバイル商品券などを
受け取ることができるものだ。

個々のキャラクターたちは、ユーザーの場所に近い店舗や商品情報を持っており、
ユーザーがゲームをしながらショッピングの様々なメリットを得ることができる。

SKテレコムは、Tストアの会員向けにLBSはもちろん、50%割引になるソーシャル
ショッピングサービスも提供している。 また、アプリを利用することで、近くにある
提携店のメリットを地図、リスト、ARで確認することができる。

T会員向けに『チョコレート』というソーシャルショッピングメニューもある。
SKテレコムと提携したブランドの商品やサービスを50%安い価格で購入できるものだ。
SKテレコムは、7日以内であればいつでもリアルタイムの払い戻しを受けることができる
など、最近乱立している50%割引共同購入サービスとの差別化を図っている。