WAC(Wholesale Applications Community)について

■WAC(Wholesale Applications Community)について

<概要>
・JILと合体し、現在、約70社が参加
・WACは2010年7月に会社組織となり、9月に初期版の仕様を公開
・今回の商用サービスの発表では、Vodafone(英国)、Telefonica(スペイン)、中China Mobile(中国)仏Orange(フランス)、Verizon Wireless(米国)、MTS(ロシア)、SMART(フィリピン)、Telnor(ノルウェー)の8社が年内にWACアプリケーションストアを提供すると発表した。端末側では、韓Samsung、韓LG、英Sony Ericsson、中ZTE、中Huaweiの5社が自社端末にWACランタイムを採用することを表明した。このほか、事業社側として、スウェーデンEricssonが顧客向けに提供するホワイトレーベルのeストアでWACを採用することも明らかにしている(TelnorのWACストアはEricssonが手がけることになる)。
・2011年9月にWAC 3.0の仕様を公開、キャリア課金に対応

<市場的背景>
・今後、Androidが普及するうえでキープレイヤーになる可能性あり
・2015年、日本のケータイの25%〜30%はAndroidになるのでは
 参考:http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120101216500

<キャリア>
・2011年2月 MWC以降、韓国SK、Philipine Smart CommunicationsのWAC Phoneなどスタートを切った
 ⇒実用化及びAppleGoogleに対応するApplication Store Associationの期待大
・内に通信オペレーター8社が、WACをベースとしたアーションストアの提供を開始するという
 参考:http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1102/24/news080.html
・アプリブームのメリットを享受できず、このままではダムパイプ化(土管化)しかねないという共通の課題
・SBらが進めてきたJoint Innovation Lab(JIL)と合体し、現在、約70社が参加

<一般企業視点>
・意外とApplicationのAndroid対応が進んでいない⇒OS Verなど、結構手間かかる
・クリティカルマス(セオリーでは市場占有率16%)に至っていない。
・セキュリティの問題

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WAC副社長コメント
先行する巨大アプリマーケットに勝てるか――WACの副社長に聞く、戦略とロードマップ
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1102/24/news080.html

・早く立ち上げたい、キャリアにお金が流れる仕組みを作りたい

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