SKT、サービスプラットフォーム事業が本格化。各種API公開

先月末、韓国でもやっとiPadが正式にKTから販売されました。
これで韓国でもタブレット環境が整ってきました。

現在、そこに載せるコンテンツが課題となってきていますが
SKは各種APIを公開し、マップなど既存サービスの開始や
バイス連携による付加価値サービスを展開していきたい考えです。

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SKT、サービスプラットフォーム事業が本格化。各種API公開
http://www.bloter.net/archives/43728
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SKテレコム(以下、SKT)が様々なオープンAPIを集めて、
外部の開発者に公開される『T APIセンター』を3日にオープンしたと発表した。
主に位置情報サービス(LBS-Tマップ、位置情報)APIとのSMS/MMSのAPI
Application Programming Interface)が公開された。

重要なサービスを段階的に公開して、グローバルサービスプラットフォームへと
発展させるという計画もある。

現在公開されているAPI
GPS無線LAN、Cell、P - Cellを活用した正確な位置測位技術
・全国地図プラットフォーム
・Tマップのナビゲーションと連動されている目的地の道案内情報
・様々な場所/場所における100万以上の地域情報(POI=Point Of Interest)
・リアルタイム交通情報を反映した交通案内
・全国6大都市圏と地方の国道リアルタイム交通情報

これとともに、タブレットPCと7インチのナビ端末、スマートTVなど、
さらに様々な機器にTマップを展開して表示させながら、
各機器の特性に合わせたTマップを差別化して提供するという戦略。

現在のTマップはギャラクシーのタブにデフォルト搭載されており、
韓国国内ナビ2位のパインデジタルおよびSK M&Cの7インチの
ナビゲーション機器にも供給されるなど端末の拡張性を広げている。
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GalaxyTabの相性が良いマップの活用について注目されていますが、
SMS/MMS機能についても興味深い展開が予想されています。

従来は移動通信網を介してのみのテキストメッセージ送信だったが
Wi-fiや有線インターネットを介してメッセージを送信できるようにし、
様々な産業で新しい市場を創出するという戦略があるそうです。

例えば冷蔵庫に保管した食品の有効期間が近くなってきた際に、ユーザーの
スマートフォンに保管状態と処理方法を文字で伝送するサービスが可能になる
という事だそうです。

SKTは、スマートTV、冷蔵庫、洗濯機、カメラなど非通信機器で、
SKテレコムのメッセージングインフラストラクチャを活用し、
ホームネットワークの商用化を短縮できるよう様々な事業者と
B2B分野での協力を推進していることを明らかにしています。
韓国国内PMP業界1位のCOWONと協力してのSMS / MMSの送受信が可能なPMP
今月中に発売する予定としています。

これまでも技術的には可能だったが何らかの規制等で出来なかったサービスが、
このようなAPIの解放に伴って実現するのは非常に好ましいです。

今後も、新たな市場や収益を上げていきそうな展開に注目していきます。

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