今後主流になる端末とは?専用端末or汎用端末?

http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1005/20/news028_2.html

DMobileの
新型デバイスが切り開くメディアとコンテンツ産業の未来(前編)より。

新たな端末の出現とAmazonKindleAppleiPadを引き合いに出し、
今後のメインストリームは?を考察している。

まず、端末の普及が今後のメディアとコンテンツ産業の鍵を握るという視点。
なるほど。ハードの仕様によってコンテンツ産業は大きく変わる。

議論としてはVS式で展開。
アジェンダセッティングが正しいかどうかは置いて論点が分かりやすい。


汎用端末 vs. 専用端末
電子ペーパー vs. 液晶パネル
モノクロ vs. カラー

結論は後篇へ

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新型デバイスが切り開くメディアとコンテンツ産業の未来(後編)


まず、前回の話の流れを受け、どのような端末がメインとなるのかについては
「この新型端末がそもそも、どんな用途に使えるものかが、いまだ判然としないようだ」

というように、シーズはあってもニーズはつかみ切れていない
というのが現状のようだ。したがってハードの結論はでていない。
とても慎重であるところが好感。

さて。

「これらのコンテンツでは、従来の活字、映像、サウンドなどの垣根が取り外され、渾然一体となっている。」

確かにiPadのデモを見るとバラエティに富んだ内容になっている。
今までのコンテンツとは違う、洗練されたメディアのマッシュアップが起きている。

いままで活かしきれていなかったコンテンツの魅力を引き出してくれていると感じる。



また、感銘をうけたのはtext2.0というムーヴィー。
そこには

「読者が活字に向ける視線を端末側が追跡し、例えばある単語に視線が釘付けになったら、その単語の意味を表示してくれる」、あるいは「ページ上で読者の視線が泳いだら、その直前にどこまで読んだかを端末が教えてくれる」という技術を紹介している。たかが「活字を目で追う」という動作にさえ、技術革新の余地は残されているのだ。

という補足が。あくなき挑戦新が素晴らしい。
まだまだテクノロジーは進化するという期待感がわくわくさせてくれる。
http://www.youtube.com/watch?v=8QocWsWd7fc&feature=player_embedded

後半は電子書籍のお話。
これまで新デバイスの可能性を話していたのに、急に電子書籍にフォーカス。
それだけではないのを話していながらのこの流れなのでちょっと首をかしげる


結びとしては
今後、あらゆるケースを想定して開発者側の試行錯誤が繰り返され、ある程度の時間をかけて新たなコンテンツのスタイルと、それに対する読者(と言うより、コンテンツ消費者)のマインドセットが確立されていくだろう。

ということが言いたかったのだと思う。


そして、今後の大きなストリームとしては
「マルチデバイス対応のクラウド型サービスに向かう」
Appleの買収劇を例にこの話へ。