「タイムセールなう」=無印良品がTwitterで大成功

http://techwave.jp/archives/51411971.html

・・・
セールでの売り上げはそれほど大きな額ではなかった。しかし1万5000人のフォロワーのうち600人ほどがセール中に実際に商品を購入した。コンバージョン率でいうとものすごい数字だ。

 そして何よりも、ECサイトとユーザーが臨場感を共有し、一体感を感じたという効果が大きかった。このセールのおかげで無印良品のファンが増えたのは間違いない。Twitterアカウントのフォロワー数だけみても、1日で一挙に1000人以上が新しくフォロワーになった。無印良品に代わって無印良品の発信する情報をバケツリレーしてくれる人が1日で1000人増えたのだ。

 川名さんは「購買のプロセスの中でTwitterが有効なことは分かった。これからは商品開発などのほかのプロセスでも利用できないか、社内に提案してみたい」と語る。

 確かに、Twitterを開発に利用するのはおもしろいアイデアだ。一万人以上のTwitterのフォロワーに向かって「こんな商品を開発したいと思うのですが、どんな機能がほしいですか」と問い合せればどうだろう。恐らく非常に多くのアイデアが寄せられるのではないだろうか。デザインで迷ったときに、サイト上にデザインの候補Aと候補Bの二つを掲載し「AのデザインとBのデザイン、どちらがいいと思いますか」と聞くこともできる。その答えがほぼ瞬時に戻ってくるのがTwitterの強みだ。

 そしてこうした形で商品開発に携わったユーザーは、その商品に愛着を覚え、その商品のファンになることだろう。そして実際に商品化されれば、 Twitterという情報発信のツールを使って自分のフォロワーに商品を薦めてくれるかもしれない。

 無印良品Twitterを商品開発に活かすことがあれば、ぜひ再度取材し、その成果をうかがいたいと思う。

・・・