インタラクティブなタイムライン(年表)のサイト「Dipity」より「TimeTube」というマッシュアップが新登場。

http://jp.techcrunch.com/archives/20080509timetube-the-timeline-that-youtube-should-built/

これは、YouTubeという名の「ソートがほぼ手付かずで放置されてる動画のごった煮」を日付け順にサクッと並べ替え、最近の出来事に有用な(時として予想外な)視座を与えてくれるツールだ。

各動画リンクは水平のタイムラインに並んでおり、一番人気の動画は目立つよう強調されている(他より大きく見えるんだよ)。ユーザーはタイムラインを拡張・縮小して特定の時代を分けることもできるほか、ビュー専用画面には便利な“next event(次の出来事)”ボタンも。

このサイトは、すごくいい気分転換になる。フィーチャーされてる検索には「Global Warming(地球温暖化)」から「David Hasselhoff」まであって、どれも素晴らしい。が、楽しみの半分はキーワード検索で自分だけのお宝動画を探すところにある(最近のスキャンダルなんて探すと最高に面白いよ)。僕が特に気に入ったのはニューヨーク元州知事Eliot SpitzerのTimeTube(右)で、精力的な選挙広告と、評判が地に落ちた(売春)クライアント第9号をめぐる釈明を比べて眺めたりできるんだ。

TimeTubeは今起こっている出来事が素早く俯瞰できるハンディーな情報レファレンスになりそうだが、今の時点では大体の人にとって物珍しさ以上のものはないだろう。動画はアップロードされた時間順に並んでいる。動画内の出来事が起こっている時間を示すとは限らないので、タイムラインの有効性はどうがんばっても磐石ではない。でも、その辺は日付けの安定性を確保する方法さえ見つけられたらいいわけで、そしたらTimeTubeもパワフルなツールに進化できるだろう。